いよいよ学科教習も二段階に入ります。
二段階の学科は実際の運転に必要な事
ドライバーとして知っていなければならない事
沢山学んで行きます。
内容は、
応急救護のこと
自分自身の運転への適性や自動車の仕組み(車に働く力)、
そして人間の能力等を学びます。
もちろん学技(学科と技能)一体となった教習の進め方が大前提に成りますので、
高速道路の事
駐停車の事
経路の設定なども運転実技に伴う学科授業が二段階の内容に取り入れられています。
先行学科
高速道路を技能教習で受講する際は先に学科で高速道路の事を学んでから技能を受けなければならない仕組みになっています。
今回の学科で紹介するのは駐停車の項目です。
自動車は走り続けるのではなく目的地に到着したら停めます。
しかし自動車を停める場合に先ずは駐車場を探します。
もちろん自分の行き先の駐車場を予め特定できないと現地に到着したけど自動車が停めれないような状況に成ります。
宿泊先の専用駐車場に停めれる場合やテーマパークの専用駐車場に停めれる場合も有ります。
必ず到着地点の駐車場の確認は必要です。
自動車は駐車場に停めることが原則ですが、
時と場合により道路上に停めることも有ります。
例えば道路地図を見たりカーナビを設定したり、
道路を走っていて目的地へのルートが解らなくなった場合など道路脇へ停めたり
携帯電話を利用したい場合などやむを得ず自動車を停めて対応しますね。
しかし問題(注意)も有ります。
どの道路にも停めれるとは限らず駐停車禁止場所や迷惑になるような場所へは少しの時間の停車も禁止されている場合が有ります。
バス停やバス停付近、
交差点の前後、
横断歩道の前後など
自動車が停止することで危険を誘発する場所や迷惑になるところは止めてはいけません。
道路幅が狭いところや見通しの悪い所に停めることも禁止されています。
高速道路もトンネルも踏切の前後も危険ですから絶対駐停車してはいけませんね。
今回の学科で自動車は走ることも出来ますが駐停車する場合も有ります。
駐停車する場合は法令で禁止されている所や迷惑になるような場所へ停めることは出来ない事を改めて知りました。
よく道路上で駐停車している車を見かけますが迷惑だと感じる事が度々あります。
駐車車両を避ける為に進路変更も大変難しく、
もし駐車車両の前方から人や自転車が出てきたら危ないです。
私も免許を取得して自動車を運転する場合に迷惑のかかる駐停車は絶対に行わないようにします。
交通違反の中でも駐停車違反がかなり多い現状です。
働く自然の力と運転も学びます。
指導員の方が皆様に質問です。
「皆さん色んな道路が有りますがどのような道路が走行が難しいと思いますか?」
カーブに成っている道路、
狭い道路、
坂道、
砂利道、水溜り、
交通量の多い道路など
沢山意見が出ました。
今回は自然の力が自動車に及ぼすことについて学びます。
先ずカーブですが、カーブで横に膨らむ遠心力ですね。
カーブがきつく成ると遠心力も大きくなります。
速度が速い場合も遠心力は大きくなります。
カーブ半径が小さくなると遠心力は大きくなりますね。
遠心力は速度の二乗に比例して大きくなり速度が倍に成れば遠心力は4倍になる計算です。
カーブの手前で速度を落としていなければ危険な場合も有りますので気を付けて下さい。
この様な力(遠心力)は自然に働く力ですが事前にドライバーがコントロールすることで運転が安全に出来ます。
アクセルを戻す、ブレーキをかけるなど
速度をコントロールしてカーブに起こる自然の力を制御して安全な走行を出来るドライバーに成って下さい。
自動車にはタイヤが有りますがタイヤと路面の間には摩擦力が発生しています。
摩擦力は路面の状態で変化しますので同じブレーキ力で自動車の速度を落とそうとしても路面が濡れている場合などは気を付けることですね。
摩擦力も自然が作り出すエネルギーですが、
ドライバーの注意でコントロールする事も可能です。